「映画」インターステラー

f:id:midori_white:20200811203001p:plain

宇宙へ旅立つ映画を久しぶりに観た。前回はゼログラビティだった。あれば閉所恐怖症じゃない自分でも息苦しさを感じるほど圧迫感を上手く表現した映画だった。インターステラーのはじまりは特別なアクションもない。見慣れない飛行物体やロボットが登場して、おや、これは未来の世界なのかと、と画面一杯に広がるとうもろこし畑に騙されつつ物語は進む。

f:id:midori_white:20200811203310p:plain

人類の滅亡を救うため、農家を辞め宇宙船に乗り込む主人公は生き生きとしてる。行かないで、と泣き叫ぶ娘を置いて行ってしまうほどに。土星にあるワームホールをくぐって先に発進した科学者達を見つけ第二の故郷を探す旅は困難を極める。

この映画の醍醐味は、先に書いた淡々とはじまる出だしから伏線が詰め込まれており、後半これでもかというほど見事に回収していくところだ。よって1度ラストを見届けた後、再度初めから見直す楽しみがある。「これはこういう意味だったのか」とふにおちる。それが快感でもあるので2度観て計5時間が必要だけれどもその価値のあるエンターテイメントだ。映像での多次元世界の表現もユニークだった。”時間は相対的なものであり伸び縮みはするけれども過去へ戻ることはできない。時間を超えることができるのは重力だ。”とアン・ハサウェイ扮する科学者のセリフがあるがその辺りは文系の私には理解できない事柄である。ひとつ勉強になった。

f:id:midori_white:20200811203543p:plain