アメシスト

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アメシストカップでお酒を飲むと酔わないという。ギリシア神話にある逸話のひとつである。石自体高価なものではないのでルネ・ラリックあたりがすでに創っていて、さぞかし優美なものがあるのだろうと検索をかけてみたが見つからなかった。私の検索方法が下手なだけで、存在するのかもしれない。

アメシストは難しい石だなと思う。色のバリエーションも様々でピンクアメシストライラックカラー、深い紫まで色が豊富にある。色は多いが輝きがいまいちなので好みに合った石に出会うことが少ない。

写真で撮影した石は、ほのかに赤い色を帯びている。これがレアらしい。夕暮れ時と夜の狭間の色味が石に閉じ込められている。

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じつは母の誕生日にベーネ・ベーネさんでプレゼントとして購入したものなのだが私とは好みが合わず戻って来たペンダントトップである。ローズカットのダイヤモンドが雫のように独特な光を発するのが面白い。金の値段の上がったせいか華奢なものが今は主流で身につけるのは少々恥ずかしくもある。指輪にでもできないものかなと考えたが土台からつくりあげるにも費用がかかるので真珠とあわせてロングネックレスにしてみたがそれも派手で身につけるときが無い。