フレグランスコンサルティングを受けてきた。

なぜ「フレグランスコンサルティング」を受けに行こうと思い立ったのか。それは「@コスメ」に書かれた香水のあるコメントを読んだせいだ。”夜の闇の中に漂うジャスミンの香りは、私のみなもとにあるのだとコンサルティングを受けて知った”そんな文章だったと記憶している。ちなみにあのサイトのフレグランス感想文を読むのが私は非常に好きだ。言葉に変換しづらい香りというものを、愛好家の人々が手を尽くし表現する文章は、つい時を忘れて読み込んでしまうほど私にとっては魅力的だ。

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そのコンサルティングは東京のホテルのような一室で行われた。室内は勿論だけれども、カウンセラーのMAHOさんの身に付けている服やアクセサリーにまで香水への想いや情熱が感じ取れた。それは信頼と安心感を生むのに効果的だったように思う。彼女はスカートでもスラックスでもなく、ワンピースに近いガウンのようなものを着て、バロック真珠のネックレスを身につけ、丁寧に塗られた爪で私に香りのついたチップを渡す。

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どちらの香りが好きか?の2択を繰り返し最終的に一本に絞られるのだが私の場合の一本はプラダのKISSであった。あまりに意外で最後の種明かし的な瞬間に声を上げてしまった。店頭で試した時は惹かれない香りがこの場では最高の香りに感じたことは実に不思議でいまでも腑に落ちないところがある。

しかし専門家の指摘にはなにかしら意味があるのだろう。しかも2本目もプラダのnightであった。選択の最中は香りに関する注釈をMAHOさんは控えるので私の中で純粋にプラダのシリーズに惹かれる感覚があるのだと思わざるをえない。一月以内にサンプルを送ってくれるそうなので、再度確認したい。

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(左から プラダKISS ・プラダnight ・ジル リッチカメリア)