地球的な オパールについて

 私はオパールという石が好きだ。多分母も好きだと思う。初任給で購入した石がオパールだからだ。それはとても大きくていつどこにしていくのか今の時代まったく想像もつかないものだけれどいつか形見分けに貰おうと思っている。こんなことを書くと全く親不孝者なのだが。そして私の二人の祖母もオパール好きである。身近な少数の例で申し訳ないがあながち日本人はオパール好きという話は本当のような気がする。
 
 オパールにもいくつか種類があって私の一番心惹かれるのはブラックオパールである。値段もオパールの中では最も値が張るので残念ながら手にしたことがない。ダイヤのように画一的でないのもいい。世界で唯一無二であり同一のものは決して存在しない。まったく特別である。

 

(SUWA宝石辞典より ブラックオパール